私はもともと会社勤めをしながらジュニアチームのコーチをしていましたが、和倉温泉多目的グラウンドの建設中に専属のスタッフを募集していると知り、転職を決めました。コーチとして和倉でサッカー大会を主催した経験があり、あの場所にグラウンドができれば必ず全国から人が集まると思ったからです。予想通り、施設利用者数は2010年のオープン以来うなぎ登り。当初は和倉温泉旅館協同組合の臨時職員という立場でしたが、契約期間の満了を機に自分で会社を立ち上げて、事業を引き継ぎました。
中山会計さんには高校時代からのサッカー仲間が勤めているので、会社設立の時からいろいろと相談に乗ってもらいました。39パックを勧められ、最初は正直「高い!」と思いましたが、初年度に必要な会計業務をすべて任せることができ、今振り返ると価格以上の価値がありました。中山会計さんのいいところは、仕事にならない話でも相談に乗ってくれるところ。会計ソフトの使い方からレジの選び方まで、何でも相談しています。
和倉には合宿地として最高の条件が備っています。海が迫る大迫力のロケーション、温泉旅館でもてなされ、徒歩圏内にFIFA公認の人工芝グラウンドがあることに、誰もが感動しています。旅館や行政、地元の人たちとしっかり連携がとれている点も特徴です。地元のサッカー部の顧問の先生たちが遠征先で「和倉にいい合宿施設があるよ!」とPRしてくれたり、一度来たお客様が別のお客様を紹介してくれたり、人と人とのつながりが大きな力になっています。
今年6月には、白山市にフットサルガーデンをオープンさせました。屋内型のグラウンドは冬の間もプレーができる貴重な施設です。ワールドカップの際にはパブリックビューイングを開催し、250人が集まる大盛況となりました。リーグ戦の開催や個人レッスンなど幅広いプログラムを用意して、フットサルファンやサッカーファンが年中集う新拠点施設にしたいと思います。
お客様は、お金を払ってくれるだけの「神様」ではなく、スポーツを共に楽しむ「仲間」です。皆の力でもっともっと盛り上げて、石川県をスポーツ合宿大国にしたいですね。