vol.7から経営計画の作成手順を説明しています。
① 経営理念作成→②vision作成→③内部分析→④外部分析→⑤課題の整理
→⑥中長期経営計画→⑦単年度計画→⑧指導設計→⑨推進支援→⑩モニタリング
前回は「③内部分析」でした。今回は「④外部分析」です。
企業はお客様のニーズ(顕在化しているもの・していないもの両方)があって成り立ちます。
企業の供給とお客様の需要が合致して成り立ちます。
必要とされない商品・サービス、それを提供し続ける企業はやがて消えます。
P.F.ドラッカーの言葉を借りると企業の目的は「顧客を創造する」ことです。
企業は顧客や市場の観点からわれわれの事業は何かを考える必要があります。
顧客や市場、環境は日々変化します。
企業は環境に適応できるようにイノベーションをしていかなくてはなりません。
経営支援サービスでは、下記の3点を社長様と一緒に考えます。
① その企業を取り巻く経営環境を把握
② 経営に重要な影響を与える事象を特定
③ どのようにイノベーションをしていくべきか
① その企業を取り巻く経営環境を把握します
経営環境はマクロ環境とミクロ環境に分かれます。
・マクロ環境(政治・経済、社会、技術):業種を問わず、大きな経営環境を考察します
・ミクロ環境(市場、流通、競合):企業の属する業界の経営環境を考察します
② 経営環境の変化から重要な事象を特定します
・どのような変化が起きているか
・重要な機会がないか
・重要な脅威がないか
③ どのようにイノベーションをしていくべきか
・①②を踏まえて、どのような対応をしていくか、方向性を社長と共有します
普段、目の前の仕事に追われたり、社内のことで頭がいっぱいという方も多いかもしれません。
1年に1度くらいはじっくり腰を据えて、
外部環境についてもしっかりと把握しておく必要があると思います。
この機会を利用し一緒に考えましょう。