いま、実店舗だけでなくECサイトを導入する企業が増えております。
ECサイトを検討している担当者の方で
「ECサイトを作るには何から始めればいい?」という悩みが一番初めに聞かれます。
ECサイトを始める時には闇雲に始めるのではなく、
自社に合う戦略を立ててから始めることが必要で売上を向上させるために大きな役割を果たします。
しかし、具体的にどのような戦略を立てればいいのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?
今回はECサイトの戦略について、基本的な考え方やポイントを解説していきます。
1. ECサイトにおける戦略の必要性
ECサイトにおける戦略の必要性は、日に日に高まっています。
なぜなら、個人でも気軽にネットショップを開設できる時代になり、次々と競合が増えてきているからです。
商品を提供するターゲットをより深く理解して自然に売れる仕組みを作ることがマーケティングの基本であり、
そのための戦略をマーケティング戦略と呼びます。
インターネットにおけるユーザーの購買心理プロセスをあらわす代表的な言葉として、
AISCEAS(アイシーズ・アイセス)という言葉があります。
Attention(注意)、Interest(興味・関心)、Search(検索)、Comparison(比較)、Examination(検討)、Action(行動)、Share(共有)、の頭文字をとったものです。
この考え方を元にECサイトのマーケティング戦略を立てていきます。
2. ECサイトの戦略を立てるポイント
ECサイトの戦略を立てるポイントは以下の3つです。
・顧客ごとに分析し、アプローチ方法を変える
・成功事例をリサーチする
・中長期的な戦略を立てる
具体的な内容を見ていきましょう。
〇顧客ごとに分析し、アプローチ方法を変える
ECサイトで分析すべき顧客は、既存顧客と新規顧客にわけられます。
ターゲットとなる顧客を分類し、
その分類した顧客ごとに興味や関心の高い分野の情報を収集して、適切なアプローチをしていきましょう。
自社の商品を購入してくれた既存顧客と新規顧客にはそれぞれどのような性質があるのか、
性別や年齢層とその割合、どのようなライフスタイルでなにに興味を持っているかなどです。
さらに新規顧客はどの流入経路で購入しているのか、なぜ購入するまでに至ったのかなどを分析します。
また、既存顧客に対してはどの商品をリピートしているのか、購入商品の内訳などを調べると良いです。
このように顧客を綿密に調べることで
自社を訪問する顧客の特徴が見えてECサイトの戦略が立てやすくなります。
〇成功事例をリサーチする
ECサイトをはじめたばかりのときはどのような戦略を立てたらよいのか
分からないと思ってしまうこともあると思います。
そのような場合には、競合他社の成功事例を参考にすることがおすすめです。
同じ商品、類似商品を扱っている会社は同じ層のユーザーをターゲットとしていることが多く、
戦略を模倣することで成果を上げられる可能性が高くなるでしょう。
競合他社の成功事例と自社にしかないオリジナリティとの組み合わせで
唯一無二のECサイトを作り、売上を伸ばすことができます。
〇中長期的な戦略を立てる
ECサイトの戦略は中長期的な目線で立てる必要があります。
具体的にはSNS運用、広告など様々なものがありますがどれもすぐに効果の出るものではありません。
成果が出ないうちは損失が出ているように見えてしまうかもしれません。
しかし、ある程度の期間は成果が出なくても長い目で様子を見るようにしましょう。
今回の記事ではECサイトの戦略について基本的な考え方やポイントについて紹介しました。
中山会計ではSNSと連携出来る特化したECサイト作りをサポートすることが出来ます。
SNSと連携するとなにが良いのか、ECサイトはどこが良いのかなど聞きたい方は気軽にご相談ください!
支援部 戸田真美